代表あいさつ

特許事務所はみなさんの日常生活には登場しません。弁理士という職業の人間に会うことも、企業の知財部の方を除けば、まずないでしょう。病院であれば、口コミのサイトもあり、選ぶとき、ある程度信用できる情報があります。しかし、特許事務所や弁理士には、ほとんど口コミ情報がありません。だからこそ、曇りなき良心をもって、最良の仕事をしなければなりません。

数年前会ったベンチャー企業の方が、「特許事務所に勧められるまま、10件の出願をした」と言われました。中身を拝見すると、発明の用途だけを変えて10件にしています。愕然としました。本当は1件で済む出願です。

私の経験で、新規ビジネスを守るためにいきなり10件の特許出願が必要だったためしはありません。特許出願はコストです。コスト低減こそ企業の命題であり、限られたコストの中で必要十分な結果を出すことが株主に対する責任です。私は自らいくつかのベンチャービジネスを手がけた経験から、最少の特許出願で目的を達成する取り組みを続けてきました。その経験は当事務所の業務指針に活かされています。

知財部がある中小企業や大企業でも同じです。仮に5件分の予算があるのなら、発明者の提案書から5件分の出願テーマを抽出するだけでなく、発明者が気づいていない、もっと根幹的な技術を見つけ出し、発明者に再考を促す。そして、より強固になった発明を予算内で権利化する。この時点の5件の出願は、当初の20件や30件にも匹敵します。いかに多くの付加価値をつけるか。それが知財に携わる者の使命であり、喜びであるはずです。

なかなか見えない努力です。しかし、この仕事の本質はそれに尽きます。

プライムワークス国際特許事務所は、そうした地道な仕事をして参ります。

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