採用情報

採用情報

※弁理士、米国特許弁護士/米国パテントエージェント、外内事務および図面トレイサーを募集しています。
詳細については、募集要項のページを御覧ください。その他の募集は現在しておりません。

募集要項

弁理士

※現在募集中の分野については、下記を参照してください。応募をご希望の方はページ下部の「応募する」ボタンより専用フォームからご登録ください。

応募資格
  • 弁理士および弁理士試験最終合格者
  • 未経験者(弁理士・合格者に限ります)には基本からお教えします。
募集分野 機械・制御 産業機械、自動車用ライト、住宅設備、半導体製造装置、極低温機器等の出願を担当できる方を求めています。
特許実務経験は問いません。
材料・半導体・物理 半導体デバイス等の出願を担当できる方を求めています。
特許実務経験は問いません。
電気・電子・通信 アナログ/デジタル回路等の出願を担当できる方を求めています。
情報 (ソフト)

パチンコ遊技機等の出願を担当できる方を求めています。
技術系バックグラウンドのある方を優先しますが、以下のいずれかの 経験または資格を有する方に限り、文系出身者を採用する可能性があります。

  • 複数年の開発経験
  • 技術系資格(例えば、ソフトウェア開発技術者、 テクニカルエンジニア(ネットワーク)など)
薬学 募集しておりません。
化学・バイオ
商標
仕事内容
  • 国内・外国の特許
  • 審決取消・侵害訴訟、鑑定
  • ライセンス、コンサルテーション
  • 産学協同、ベンチャー支援(但し、これら単独の仕事にはなりません)
雇用形態 正所員
勤務地
  • 東京都渋谷区恵比寿西
  • 在宅(応相談)
勤務時間 フレックスタイム制
給与
  • 勤務経験者は前職・経験・能力等を考慮
  • 歩合制もしくは年俸制
  • 交通費全額支給
  • 売上げや職務の難易度等を考慮し、ボーナス等、できるだけ支払う方針です。弁理士・特許技術者の場合は実績給中心のため、実務経験年数の割に年収が相当伸びる人もいます。多い人では実績として1500万円(実務3年目の弁理士)、2000万円(実務10年目の弁理士)という年収例があり、できる人は収入増が期待できます。年齢や経験年数に見合った収入の人が多いですが、経験蓄積に応じた年収増加の見込みが立つ分、数年にわたる目標を立てやすいといえます。年収計算がシンプルなため、非常に風通しのよい仕組みになっています。
待遇・福利厚生
  • 各種社会保険完備(雇用・労災・健康・厚生年金)
  • 新年度より、企業型確定拠出年金導入
  • 定期健康診断
  • 福利厚生代行サービス
  • 所員旅行
  • 海外研修制度(選抜者のみ)
  • 各種試験制度補助
休日・休暇 土日祝日、夏期・冬期休暇、慶弔休暇、勤続5年の節目休暇
ひとこと 国内外の出願共に増加中です。 募集がない時期でも登録は受け付けます。
応募する

米国特許弁護士/米国パテントエージェント

※現在募集中の分野については、下記を参照してください。 応募をご希望の方はページ下部の「応募する」ボタンより専用フォームからご登録ください。

応募資格 米国特許弁護士/米国パテントエージェント
募集分野 特許出願の実務を経験しており、理系分野のバックグラウンドがあれば専門分野は問いません。
仕事内容 米国特許出願
雇用形態 正所員
勤務地 東京都渋谷区恵比寿西
勤務時間 フレックスタイム制
給与
  • 勤務経験者は前職・経験・能力等を考慮
  • 歩合制もしくは年俸制
  • 交通費全額支給
待遇・福利厚生
  • 各種社会保険完備(雇用・労災・健康・厚生年金)
  • 新年度より、企業型確定拠出年金導入
  • 定期健康診断
  • 福利厚生代行サービス
  • 所員旅行
  • 海外研修制度(選抜者のみ)
  • 各種試験制度補助
休日・休暇 土日祝日、夏期・冬期休暇、慶弔休暇、勤続5年の節目休暇
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特許図面トレーサー(外注)

応募条件 在宅で外注として特許図面(意匠図面)のトレースをするフリーランスの図面作成者を募集しております。電子納品ができる方に限ります。
応募方法 必ず、1.過去に作成された図面の例、2.希望料金、3.標準納期を電子メールにて総務tracerkyuujin@primeworks-ip.comまでお送りください。
返信は致しませんが、弊所のトレイサリストへ登録し、条件の合う方にはお仕事を依頼して参ります

転職体験談

弁理士Aさんの場合

経歴
特許事務所で外内、内外の案件の翻訳と国内出願を担当。
転職の動機は?
翻訳の仕事の比重が高くほとんど外出もなかったので、発明者にインタビューして明細書にまとめる仕事を増やしたいと思ったのがきっかけです。
プライムワークスの印象は?
「特許事務所らしくない」と思いました。面接時、男性所員がカジュアルな格好でリラックスして仕事している姿を垣間見て、オシャレで颯爽とした町・代官山にある事務所なのに、そのギャップに驚きました。
仕事面では、弁理士として仕事をするなら、出願代理だけでなく訴訟やコンサルティングなどの多様な仕事をやってみたいと考えており、層の厚いクライアントを多く抱えるプライムワークスでは将来的にそのチャンスがあるかもしれない、技術の幅が広がるかもしれないと思い、入所を決めました。
転職後の感想、今後の展望は?
入所当初よりは処理能力も上がってきましたが、まだまだ力量不足。外部の研修を受けたり特許以外の知識もつけ、知力、能力ともに底上げして、生き残っていきたいです。とは言え、ワーク・ライフ・バランスも大切。通常量の業務を抱えながらも自己啓発に努めるために、物事にいかに効率的に・正確に取り組むかが目下の研究対象です。 また、特許事務所は企業人から見ると特殊な環境ですから、ビジネスマインドをどうやって磨くかということも課題です。企業勤めであれば同年代で管理職になっている人も多いですし、意識上の差をつけられないようにしないといけないですね。
プライムワークスに入って気づいたこと、成長できたことは?
森下さんが「言葉」に対する感覚が鋭敏な方という事もあり、「言葉そのもの」に対する興味が出てきました。言語学の入門書を読みながら、「これは発明の把握と似たような概念だ」「クレームの中で用語を規定することで、意味空間の一部を切り取ってくるのだな」など、自分の仕事内容に投影させると面白いです。弁理士は言葉を操る職業ですから、そういう視点も大事ではないかと思います。今回の出会いがなければ、こういった視点を持つことはなかったでしょうから、これはひとつの収穫といえるでしょう。

弁理士Bさんの場合

経歴
特許事務所にて長年の実務経験あり。
転職の動機は?
HPをみて事務所の体制や指針が自分の求めるものに近いと思ったのが応募へのきっかけです。
プライムワークスの印象は?
・IT系であるが、メカ/制御系の出願も多くてそれまでの実務経験を生かせる
・束縛感がなく自主性が尊重されるため、仕事へのモチベーションが維持できる
・設立から急成長をとげており学ぶべきところが多くある
・訴訟などの権利化後の実務も積極的に行っている
・様々な経歴の弁理士が集まっており、知識や経験を共有できる
・・・などと、とても可能性を感じました。
転職後の感想、今後の展望は?
入所後、チームリーダから仕事の割り振りがなされました。品質確保のため、当初は責任者によるチェックもよく行われましたが、次第に任せてもらえるようになりました。ある案件については、当初から鑑定、侵害等についてのコンサルテーションも担当しています。仕事の実績を上げればそれなりの対価は得られますし、仕事の効率を考慮して適宜在宅勤務も可能です。自己管理ができ、計画的に仕事を進められる人に向いている環境だと思います。
プライムワークスに入って気づいたこと、成長できたことは?
一般企業でも繁忙期と閑散期があるように、弁理士も技術分野によってその波が異なることが多いです。私はメカ/制御系で入所しましたが、専門分野の新件依頼が少ないときには、情報系など少し違う分野の仕事を回してもらうこともあります。実務経験が長くても、違う技術分野を扱う場合にはそれなりに時間がかかります。一方、近年の技術の趨勢に照らすと、あらゆる分野に情報処理の技術が絡んできているのも事実です。また、そのような境界分野が当事務所の得意とするところでもあるようですので、今後はまずその辺を自分なりに補強していきたいと思っています。

メンバー紹介

代表・森下の独断による紹介 or 自己紹介

  • 弁理士A

    IT小僧で、Webからいろいろ面白いものを見つけます。世間が考えるKOボーイの典型でしょうか。私よりさわやかなところが玉に瑕です。(森下)

  • 弁理士B

    寡黙な天才とでもいうんでしょうか。私が100語しゃべる間に1語ぐらいしゃべりますので、彼の冗談を聞くのは、マンボウの飼育より困難です。新人の事務員が写真を撮るとき、「笑ってくれた」といってカンゲキしていました。(森下)

  • 弁理士C

    弊所で早10年超。入所当時、飲むとなぜか上から目線で森下さえ説教をされましたが、大人になりました。名探偵コナンがそのままおっさんになったような風貌で、知恵者な気配ですが、息子のほうが賢そうです。(森下)

  • 弁理士D

    森下が生涯半年間に終わったゴルフにつきあってくれました。ドライバーでもショートアイアンほどの狭いスタンスで、やはりまじめな男です。金沢で芸者に太鼓をたたかされたとき、なぜかうまかったです。(森下)

  • 弁理士E

    所内のパーティで食事が余ったとき、彼に「食え」と言えばすべて食べます。本人の食欲か、森下への忠誠かを試すため、次回から難易度を上げて食べさせてみたいと思います。独身という点は、光るものがあります。(森下)

  • 弁理士F

    高校球児のような髪ですが、もう若くありません。地方の寺の二代目ぐらいです。「先代はよかったのに」と言われ、ペコペコする様子が目に浮かびます。腰は低いですが、周りからは「作り」と言われます(森下)。

  • 弁理士G

    高徳の僧という風貌で哲学がありそうですが、実は、なにも考えていないという話です。白目のないつぶらな瞳で、驚くと、目を黒黒させます。机の前に犬の写真ほどたくさん貼ってあります。(森下)

  • 弁理士H

    体を動かすことが好きで、週末はサッカーをしています。最近はゴルフも始めました。基本夜型人間ですが、健康が気になり朝方へのシフトチェンジしようとしています。

  • 弁理士I

    趣味はドライブ、おいしいお酒です。同時に両立できないところがネックです。去年からドラムレッスンを開始して1年が経ちました。まだまだ基礎スキルですが、ドラマーが必要であればお声掛けください!

  • 弁理士J

    活字中毒で、暇があれば本や雑誌等を読んでいます。読んでばかりであまり動かず、運動不足で体重が増える一方なので、ホットヨガを始めました。ゆるめのレッスンばかり受けていますが、とにかく続けることが最優先で、ついでにぜい肉を落とせればいいなと思っています。

  • 弁理士K

    近くのプールで、マイペースで泳ぐのが週末の楽しみです。
    本格的な料理にも挑戦したいのですが、自宅のキッチンスペースが狭くて、今のところお手軽料理ばかりです。

  • 弁理士L

    水泳中毒。1kmどっちにする?と言われたら、迷わず走るより泳ぐ方を選びます。
    でもマスターズ大会に出る度にシニアパワーに圧倒され、50代はまだまだひよっ子と実感します。

  • 技術者A

    まじめそのもの、さすが「博士」の風格です。まわりで競馬の話をしていたので、反応を見ていたら、実は本人も「忘れられない、悔しいレース」があるとのこと。わからんものです。(森下)

  • 技術者B

    趣味は、テニス、サッカー観戦、読書です。読書はすぐに飛ばし読みを始める乱読家です。最近はメタボを気にしてます。(森下)

  • 翻訳者A

    インハウスでの翻訳(所内翻訳)を重視しているプライムワークス。TOEIC高得点者揃いの翻訳チームの一員として、高品質のアウトプットを求めるお客様の声に応えるべく、研鑽の日々です。

  • 翻訳者B

    事務所周辺はちょっと素敵な隠れ家的レストランも多いので、ランチ時間に代官山駅や恵比寿駅の周辺を探検しています。最近のお気に入りはフレンチとメキシカンレストランですが、アジア系レストランも開拓したいと思ってます。

  • 事務員A

    おいしいお酒とおいしいものを食べに行くことが楽しみです。最近代官山にできたワインが安く飲めるところにはまってます。

  • 事務員B

    小さい頃の夢は「世界ふしぎ発見!」のミステリーハンターになることでした。そんな流れで色んな文化に興味津々です。でもやっぱり地元が一番好きです。湘南LOVEです。

  • 事務員C

    趣味は「フラメンコ」と「茶道」です。「動」と「静」の両極端な趣味ですが、どちらも稽古を通じて学ぶものが多いです。おばあさんになっても、背筋をピッと、続けていられたら良いな。

  • 事務員D

    食べることが大好きです。最近はまっていることは、お気に入りのラーメン屋さんを見つけることです。休日は、愛犬チワワと遊んで癒されています。

  • 事務員E

    趣味はドイツ語圏のミュージカル鑑賞です。ドイツ語に傾倒し過ぎて、英語を使う際に混乱してしまうことも……。いつか、現地の劇場で観劇したい演目が沢山あります。

  • 事務員F

    猫が大好きです。念願叶って、ついに二匹を迎え入れることができました。元気いっぱいな愛猫に癒されて幸せです

  • 事務員G

    ダイエット目的で通い始めたジムですが、重いものを持ち上げるのが好きになり、すっかりウェイトトレーニングにはまってます。事務所のレイアウト変更には、かなり役に立ちます(笑)。

  • 事務員H

    最近はまっていることは、アロマをたくことです!!
    柑橘系の香りが好きで、特にゆずの香りが好きです。夜寝る前にたくと朝気持ちよく起きられる気がします。

フォトアルバム

  • フットサル部

    フットサル部

  • 競馬部

    競馬部

  • 将棋部

    将棋部

  • 猫カフェ部2

    猫カフェ部2

  • 猫カフェ部1

    猫カフェ部1

  • 2006年 伊東

    2006年 伊東

  • 2006年 伊東

    2006年 伊東

  • 2006年 上海

    2006年 上海

  • 2006年 上海

    2006年 上海

  • 2006年 熱海

    2006年 熱海

  • 2006年 熱海

    2006年 熱海

  • 2007年 草津

    2007年 草津

  • 2007年 草津

    2007年 草津

  • 2007年 台湾

    2007年 台湾

  • 2007年 台湾

    2007年 台湾

  • 2007年 箱根

    2007年 箱根

  • 2007年 箱根

    2007年 箱根

  • 2008年 伊香保

    2008年 伊香保

  • 2008年 伊香保

    2008年 伊香保

  • 2008年 香港

    2008年 香港

  • 2008年 香港

    2008年 香港

  • 2010年 ソウル

    2010年 ソウル

  • 2010年 ソウル

    2010年 ソウル

  • 2010年 益子

    2010年 益子

  • 2010年 益子

    2010年 益子

  • 2010年 熱海

    2010年 熱海

  • 2010年 熱海

    2010年 熱海

  • 2011年 台湾

    2011年 台湾

  • 2012年 グアム

    2012年 グアム

  • 2012年 箱根

    2012年 箱根

  • 2013年 石垣島2

    2013年 石垣島2

  • 2013年 石垣島1

    2013年 石垣島1

  • 2013年 東京2

    2013年 東京2

  • 2013年 東京1

    2013年 東京1

  • 2013年 奥湯河原

    2013年 奥湯河原

  • 2012年 クルージング

    2012年 クルージング

転職をお考えの方へ……代表から

以下、ざっくり「転職」と言いますが、初めて就職する場合にも、大半は当てはまります。広く、みなさんの参考になればと思います。

[1]岐路

転職にはとてつもない勇気が必要です。
自分もそうでした。メーカーのエンジニア時代に弁理士の一次試験(当時は多枝試験といった)にとおり、「エンジニアを続けながら試験を受けるか、特許事務所へ入るか」で悩みました。当時、弁理士試験の倍率は40倍。一生とおらないかもしれない。なら、エンジニアのままでいたい。だけど、このまま密かに勉強をしていたら、ますます合格が遠のく……。
20年以上も前です。まだ弁理士という職業の認知度は高くなく、仕事の合間に隠れて勉強していました。8科目の論文試験のために、会社を一週間休まなければいけません。知財部や特許部ならまだしも、技術部にいて、そんなことを何年も続けられません。一次試験に2年つづけて合格したとき、腹を決めました。
──特許事務所でやってみよう。
大阪の世界的な電機メーカーから東京の特許事務所へ転職。社員数万人の企業から40名の小企業へ。それまで、世界のどこへ旅しても看板を見かける大企業でした。世界中に仲間がいる、そんな意識があったようです。だから、辞めたときは、ずいぶん心細いものでした。
さて、どの特許事務所に入ったものか……。
弁理士の先輩も友人もいません。求人広告の「所員旅行ハワイ全額事務所負担」「伊豆に保養所あり」「長期海外研修」「できる人はいずれパートナーへ登用」云々。魅惑的な言葉がならんでいます(平成6年はそういう時代でした)。
でも、人生がかかっています。浮かれていれば、たぶんこけます。
安全を考えれば大きな事務所。だけど、大企業を8年経験した自分にとって、また大きな組織に入るのはどうなのか。それが嫌で辞めたのではないのか。違う、そうではなく、試験合格のために辞めたんだ。なら、安全な大手事務所か。
しかし、そもそもなぜ弁理士になりたかったのか。「旅先でも、パソコンさえあれば仕事ができる」。ずっと心の中に「自由業」への憧れがあったはずです。
ならば、堅くない、みんなが楽しそうにしている事務所がよいだろう。ただし、優秀な先輩方がいること。それなら、なんとかなるだろう。大企業を辞めたんだから、もう組織に守ってもらう感覚は捨てよう。いくつか事務所を訪問しました。最初の事務所は、所長さんがすごく気さくで、ナンバー2の先生もロジカルで、「いいな」と思いました。ですが、所内は机の間隔が狭く、「ここで働きたくない」と思いました(職場はかなりの時間を過ごすところです)。そのあと所長さんとランチに出ました。会計のとき、私は少なくとも自分の分を払うべき(面接していただいた身です)と思いましたが、所長さんが「きみはいいよ。きみと私とでは、年収が違うんだよ」と言われました。
はい、そりゃ、そうです。
その事務所は断りました。
たぶん、所長さんは私がなぜ断ったかおわかりではないと思います。(そういうところ、人は変わってしまうんでしょうか……。)
最終的に入った事務所は、トップの方々がバカ話ばかり言っているところでした(「バリウム飲んでちびった」とか)。でも、会話の中の5%だけは仕事の話。とてもしっくりくる、その道で考え抜いた人の言葉でした。
──この人たちの下で勉強してみよう。
正解でした。自由な雰囲気の中、「やるときはやる」(やらないときは飲む)という、メリハリのあるプロの仕事です(別に飲まなくてもよいですが)。いま思うと、堅い大企業的な事務所に入らなくてよかったです。
その後、縁あり、産学共同のシンクタンクに引っ張られ(もはや転職に腹が据わっていた)、世界中の優秀な学者と映像技術を開発する日々を過ごしました。何時に出社し、何時に帰ろうが、誰も気にしません。仕事さえしていれば。
自分たちの技術で中編映画も作り(田中麗奈さん主演)、東京国際ファンタスティック映画祭(そういうのがあったんです)の大賞を受賞したり、経産省から予算をもらって最先端の開発をしたりと、エキサイティングな日々でしたが、ある日社長に呼ばれ、
「もう給料が出せない。きみは資格があるから、外で喰いなさい」
会社の財務が悪化していました。
困りました。ものぐさな私は、開業など1ミリも考えていなかったので、あわてて特許事務所を訪問しました。ある事務所で所長さんに気に入られ、「海外部門のトップをやれ、年俸は○○○○万円」。感激しました。この○○○○は、自分が弁理士として目標としていた年俸でした。「ここでやる」と決めました。
具体的な勤務条件等を決めるために、事務所を再訪しました。パートナーの方から「森下さん、最初から○○○○万円必要ですか? スタートは△△△△万円ではダメですか」と言われました(△△△△=○○○○×0.7)。
何がなんだかわからず、茫然としました。トップの所長さんが○○○○と言ったのに……。しかも、「最初から○○○○万円必要ですか?」とは、なにごとか。
気持ちが一気に冷め、「もう結構です」と相手の話を遮って、帰ってしまいました。最初に会った所長さんは、「きみはぜひ必要だ」と大変な熱のこもりようだったので、それが現場に伝わっていない事務所じゃダメだな、と思いました。(なお、年俸は「社会が自分をいくらで買ってくれるか」数字です。高くないと、本人の努力不足です。)
私を評価してくれる事務所がもうひとつありました。面接の後、所長さんに会員制のクラブへ連れて行かれました。(かっこいいけど、なんか、芝居臭いよね。)
──この事務所にお世話になるしかないかな。
と思いつつ、どうも所長さんが立派すぎて(怖くて)、あまりしゃべれません。どうしてもこれだけは聞かなければ……。
「朝は何時からですか。自由ですか」
すると呆れ顔で、
「9時だよ。ふつうだろう」
……終わった。
私は中学生の頃から夜型で、朝5時までラジオを聞いていました。(朝型は勤勉、夜型はだらしない、という風潮はどうなのか。)
人それぞれ、効率のよい働き方は違うはずです。その事務所はお断りをしました。所長さんは「社会人失格」という目で見られましたが、まあ、「自由」と呼んでいただきたい。
などとうそぶいていたら、入れてくれる事務所がなくなりました。途方に暮れました。
「おれは自分勝手すぎるのかな。みんな、もっと我慢するのかな……」
そんなとき、産学共同で知り合ったロシアの先生から技術検討の依頼がきました。これは自分で事務所をしろという暗示でしょう。しかたなく特許事務所を開きました。独立ではありません、孤立です。
それが2000年。メーカーから特許事務所、シンクタンクを経て自分の特許事務所。合計3回転職したことになります。それで収まったからよいものの、ひやひやものです。転職の成否は簡単に予測できません。
いまこの記事を読んでいる方は、ご縁のあった方です。会社から特許事務所への転職、ほかの特許事務所から弊所への転職等、何か人生の岐路にいる方かもしれません。迷いすぎて、何がなんだかわからなくなっている方もいるでしょう。私もそうでした。それでいいんです。いちど、考え切ることが大事です。

[2]ライフスタイル

どの特許事務所を選ぶにしても、大事なことは、自分の目標に向けて正しい事務所といえるか、および、自分のライフスタイルに適合するか、ではないかと思います。前者は当然みなさん考えますが、後者も大事です。永く働きます。自由業に憧れるなら、自由裁量性でないと矛盾します。
弊所の弁理士は、勤務時間の縛りがありません。基本的に歩合制なので、休みたければ勝手に休みます。お客様や事務方のメンバーに迷惑をかけない限り、自由というか、それ以外の方法なんてあるのか、という気持ちです。管理されなければ仕事できないような人では、仕方ないでしょう。
弊所はこのスタイルに共感する弁理士ばかりです。もちろん、早く来て早く帰る人もいます。私は夜型というだけです。歩合制で、自分の力を試したい人、がっつり仕事をしたい人には最適で、かなりの年俸も期待できる事務所ですが、それに加えて、ライフスタイルを自由に設計できる点は特長です。私がものぐさなこともあり、形式的、儀礼的な仕事はありません。単純に、質の高い仕事をいかに効率的にこなすか、それだけです。(「効果的な昼寝のしかた」をパートナーがみんなに説明する事務所です。)
とはいえ、効率ばかりを追求する非人間的な組織ではありません。メンバーはみな気さくで、ぎすぎす感とは真逆の雰囲気です。平均で10年に近い在籍年数です(ほかの事務所へ移ったのち、再びうちに戻った弁理士も複数います)。事務員も平均7年です。永くいられる環境。それは確かだと思います。

[3]再び、開発

1995年、私はメーカーから特許事務所へ転職しました。自由業への第一歩という晴れやかな気分の反面、「もう自分の手で物を作れない」と寂しく思いました。弁理士は有意義な職業ですが、「代理人」です。新製品を産み出しません。
──開発がしたい。世の中にとって、意味のあるものを。
事務所を始めて数年経つと、この気持ちが蘇ってきました。
いま私は、株式会社フォーカルワークスの代表取締役もしています。私が作った会社で、知財の精緻な評価をもとにビジネスを展開しています。著名国立大学やベンチャーファンドから投資適格性判断の資料として引き合いがあります。また、過去にない金融商品の開発をしています。この会社には、プライムワークス国際特許事務所からも取締役や執行役員が入っています。
理化学研究所から産まれたガン治療の会社にも取締役として参加しています。ガン細胞を攻撃する特殊な細胞をiPS技術で培養し、患者に戻すことで、ガンが消えます。私が知財の金融へのブリッジをしている特殊な弁理士なので、声が掛かりました。この会社は上場プロセスにあります。やはり、プライムワークス国際特許事務所から支援する弁理士がいます。
大阪大学発のバイオベース株式会社を私の会社の傘下におき、開発を進めています。100%植物由来のポリ乳酸にこの会社の添加剤(やはり100%植物由来)を混ぜることで、世界初の特性(140度耐熱等)を実現しました。この技術でコンビニの弁当箱の5%を置き換えるだけで、CO2削減効果は、ヒノキで1億2千万本分です。この技術は全地球規模で普及させなければいけません。海外から大きな契約がとれたので、ここも数年で上場へもっていきたいと思います。やはりプライムワークス国際特許事務所から何人か助けています。
とまあ、特許事務所の枠だけにとらわれない活動をしています。まだほかにも有意義な事業をしています。決して、「もはや物作りができない」と悲観する必要のない事務所です。

[4]BIG WAVE

転職は迷いまくってください、と言いました。大波のように高い壁です。
しかし、十分な設計で望めば、大波に乗って、いままでよりスケールの大きな仕事(そして人生)にこぎ出すことができるでしょう。私自身、転職して大正解でした。
迷いつつ、ふっきる方法。私の場合、条件を作ることが有効でした。
「2年続けて一次試験にとおったら、特許事務所へ転職しよう」
弁理士受験は独学でした。難しいですが、一次試験は1年目にとおりました。40倍といっても、一次がとおれば、あとは6倍です。何回もつづけて論文試験に落ちる確率は、5/6×5/6×5/6×……です。3回なら58%。4回なら48%。ということは、4回うければ、通る確率のほうが高いということ。
2回つづけて一次試験にとおれば、その時点ですでに最初の2回は終わっているので、あと2回だけ挑戦すれば通る、と考えました。(楽観的ですが、悲観的な人は成功しません。もちろん、楽観の前に緻密さが必要ですよ。)
そこで、条件が決まりました。つまり、「2年続けて一次試験にとおったら、特許事務所へ転職しよう」、そして一気にあと2年で弁理士になってしまおう、と。実際には3回目の試験で合格しました。緻密な計算で、最悪どうなるかのシミュレーションを立て、それでも「死にはしない。むしろ、やらないと後悔するかもな」となれば、トライする勇気が出てきます。
ここまで読んだ方、いるのかな。
まあ、うそは書いていないので、何か少しでも役に立てれば幸いです。
そうした方々の中から、将来一緒に仕事をする人が出てくれば、私も幸せです。

[5]蛇足

いままで転職の一般論でした。もし、うちを転職先に考えていただけるのであれば、うちと本人の両方がハッピーであるために、以下の人を求めます。あくまでも、傾向ですから、応募資格ではありません。

1.前向きな人。
2.自分がどこまでできるか試したい人。
3.弁理士としては未経験の人。ふつうは経験者を採りたがるけど、うちは逆です。変なクセがついている弁理士よりも、うちで白紙から教えるほうが伸びます。
4.もちろん経験者も歓迎。ただし、「手を抜く技術」を身につけている人はダメ。
5.仲間思いの人。